11月26日、約180名の参加者を得て大分県庁の正庁ホールにて、第10回ハイパーフォーラムが開催された。冒頭に大分県企画総室情報化推進室、佐世克元室長のご挨拶をいただき、続いて大分県情報化委員会準備会事務局長、尾野徹氏よりマルチメディア地域利用実験の進捗状況として、マルチメディア電子会議”HyperConf”の利用状況などがデモンストレーションを交えて報告された。また今後の情報化の方向性として、経済ブロック圏としての福岡との連携、さらに大分〜福岡〜マレーシアとの地域間連携の構想などが説明された。一方、大分県内の動きとしてOCN(オープン・コンピュータ・ネットワーク)を利用した豊の国情報ネットワークの高速化の予定が紹介され、これに関連してNTT大分支店法人営業本部長、上村昭廣氏よりOCNの概要及びサービス認可申請状況などがあわせて紹介された。
講演:「岡山情報ハイウェイ構想」について
| 岡山県企画部企画課情報政策室長の新免國夫氏より、岡山情報ハイウェイ構想についてご講演をいただいた。約3年がかりで岡山県内の9つの地方振興局を中心に学校、病院など公共施設を結んで「岡山県庁WAN」を構築し、これを県民に開放して福祉、医療、教育などの様々な分野での県民イントラネットを実現しようとするのが「岡山情報ハイウェイ」の構想である。100〜600Mb/sをバックボーンとした県庁WANの構築には自営の光ファイバを用いて低コスト化を図り、このバックボーンをCATVの基幹回線としても利用する。またCATVとの相互接続により各家庭まで接続して県民に無料で開放する、などが構想のポイントである。情報化における行政の役割として、民間によるインフラが整備されにくい過疎地域に行政の手でCATVを整備し、点在するこれらCATVをバックボーンで接続する。これによりコミュニティウェアとして地域イントラネットを構築し、地域の情報格差を抜本解消しようという狙い、さらには防災ネットワークとしての狙いを持つ。 | ●講演いただいた岡山県庁 新免氏 |
講演:「アメリカにおけるインターネットの動向」
| AT&TJens(株)代表取締役社長のダリル.E.グリーン氏からアメリカにおけるインターネットの動向についてご講演をいただいた。インターネット上のホストコンピュータの数は急激は増加しており、特に日本での増加は世界的に見ても顕著である。その反面、インターネットに接続されたパソコンの数の伸びでは日本はまだ世界に追いついてはいない。ここ数年は、日本におけるインターネット利用は伸び続けると予測している。インターネットの世界は激しい変化が続いている。倉庫や店舗を持たず、タイトル数の多さと直販による30%割引を武器にインターネット上でのみビジネスを展開している書店「アマゾンブック」が書籍売り上げで米国第3位まで業績を伸ばす成功を収めている事例、販売が簡単でマージンの大きなことに着目し、サングラスをインターネット上で販売して成功している事例など、アメリカでは新しい考え方で様々なインターネットビジネスが生まれている。 | ●講演いただいたAT&T Jens氏 |